15年に日本で国際大会開催も WBC規模を想定

[ 2011年11月10日 06:00 ]

 日本野球機構(NPB)が2015年に日本で国際大会の開催を検討していることが9日、分かった。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に匹敵する世界的祭典を開催することで、野球振興に貢献することが狙いだ。

 水面下で描かれている壮大なプランについて球界関係者は「将来的に日本で大きな国際大会を開催できないか検討している」と明言。すでに来年4月のスタートを目指した「日本代表プロジェクト」が発足。この日の実行委員会でも日本代表の価値を高めるための案や方向性が検討された。

 2013年には第3回WBCが開催される予定。NPBは日本代表のスポンサー料などの権利確保を求める選手会と調整を行い、参加を決める方針だ。世界3連覇となれば「侍ジャパン」フィーバーの再燃は確実だが、第4回大会は4年後の2017年。日本代表ブームを一過性で終わらせないことが野球振興や底辺拡大にもつながるだけに、2015年に日本独自の国際大会を開催する案が急浮上した。

 実現すれば最大で12チームとなる見込みで、米国、キューバ、韓国など強豪国にオファーを出す予定。代表メンバーはプロだけでなく大学、社会人の有望株にも門戸を開く可能性もある。大会の名称や開催時期なども含め、今後も慎重に議論を続けていく。

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2011年11月10日のニュース