新規参入のDeNAに10日から審査を開始

[ 2011年11月9日 18:29 ]

 プロ野球の12球団代表者などによる実行委員会は9日、東京都内で開かれ、横浜球団の買収を決めた交流サイト運営大手、ディー・エヌ・エー(DeNA)の加盟申請を受理し、同社へのヒアリングを10日に行うなど今後の参入審査の手順を決めた。

 ヒアリングにはDeNAの春田真会長、守安功社長ら7人が出席し、実行委が事業内容などの疑問点や長期保有の意思を聞く。楽天の井上智治オーナー代行は「野球協約に適合しているかとか、参入の心意気とかをヒアリングする。その結果を踏まえて最終的に判断する」と話した。

 実行委ではコンサルティング会社にDeNAの財務調査を依頼した。この調査結果も踏まえ、臨時の実行委を12月1日のオーナー会議までに2度開き、最終的な結論を出す。参入に肯定的なセ・リーグは全球団が一致した意見を持って臨時実行委に臨むことを確認。球団譲渡を決めたTBSホールディングス首脳は、DeNAとの交渉経緯を説明した。

 野球協約では、球界参入には実行委とオーナー会議での承認を11月30日までと求めているが、12月31日まで期限を延長することも決めた。

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2011年11月9日のニュース