「怖さしかない」栗山監督 決意の就任会見 2年契約、背番号80

[ 2011年11月9日 17:44 ]

日本ハムの新監督就任会見で大社啓二オーナー(左)と握手を交わす栗山英樹氏

 プロ野球日本ハムは9日、野球評論家の栗山英樹氏(50)の新監督就任を発表した。2年契約で背番号は80。札幌市内のホテルで記者会見した栗山氏は「怖さしかない。責任が重いことを感じる」と真っすぐ前を向いて話した。契約金3千万円で年俸は7千万円。

 栗山氏は1990年に現役引退後、野球評論家として活動を続けており、コーチ、監督の経験はない。「ここ一番で勝負を仕掛けられる、見ていてわくわくできるようなチームにしていきたい」と初の大役に臨む意気込みを示した。

 日本ハムは2004年に札幌へ移転後、3度のリーグ優勝を飾っている。常勝チームを任せられる重圧はあったというが「熱さを持って前に進んでと言われ、それならば自分にも可能性があると思い、引き受けさせていただいた」と就任を決めた理由を説明した。

 秋季練習が休みの11日に千葉県鎌ケ谷市にある2軍施設で全選手と顔合わせをする予定。12日の練習視察から本格的に始動する。(金額は推定)

 ▽日本ハム・栗山英樹新監督の話 喜ぶ分だけ、責任がある。喜んでいる暇はない。勝負ができる、仕掛けられる野球ができたら楽しくできると思う。どんなことがあってもぶれないように、前に進みたい。

 ▽日本ハム・大社啓二オーナーの話 諦めないで取り組むのが彼の姿勢。それがファイターズの根幹であると思っている。今までの成績を上回るべく、監督として大いに手腕を発揮してくれると期待している。

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