ナショナルズ和田獲り参戦 ダルと左右両腕獲得も視野

[ 2011年11月9日 06:00 ]

日本シリーズに向けた練習で内野の球拾いをする和田

 ナショナルズが、海外FA権を行使してのメジャー移籍が濃厚なソフトバンク・和田毅投手(30)をリストアップしていることが7日(日本時間8日)、分かった。

 大リーグ関係者は「ナショナルズはエースと先発4、5番手を担う投手の2人を狙っている。和田はその中の1人」と発言。大リーグ公式サイトも7日付で、ナ軍が和田に興味を示していると報じた。

 ナ軍はビル・シンガー・プロスカウト部長が06年11月の就任以降、日本球界の選手をチェックし「投手は制球がいいし、投球を知っている。メジャーで活躍できる投手はたくさんいる」と評価してきた。中でも昨年最多勝、今季も16勝で防御率1・51を記録した左腕に注目を続けてきた。

 大リーグ屈指の資金力を誇るナ軍は、エース候補として、ダルビッシュがポスティング申請すれば入札に参戦する動きもある。今季80勝81敗の3位。地区5連覇中のフィリーズとの優勝争いへ、日本の左右両腕獲得の可能性が出てきた。

 ▽ワシントン・ナショナルズ モントリオール・エクスポズとして、1969年にカナダを本拠地とする初の球団として誕生し、ナ・リーグ東地区に参加。81年に地区初優勝を果たすも、人気低迷と球団の財政危機で、02年から大リーグ機構が運営。05年、米ワシントンDCに移転して現チーム名に。06年7月に大リーグ機構から現オーナーに球団が売却された。日本投手は過去に伊良部秀輝、吉井理人、大家友和の3人が所属。現監督は巨人でプレー経験があるデーブ・ジョンソン氏。

続きを表示

2011年11月9日のニュース