ポスティング申請なら 青木4、5球団争奪戦も

[ 2011年11月8日 06:00 ]

ポスティングでの移籍について、青木がタクシーに乗り込む前に報道陣に応対する

 ヤクルト・青木宣親外野手(29)のポスティング・システム(入札制度)による大リーグ移籍が認められた場合、5球団前後が獲得に乗り出す可能性が出てきた。大リーグ関係者は6日(日本時間7日)、青木への注目度が高いことを認め「今オフのFA市場は中堅が人材不足。あえて言えばベルトランとサイズモアが目玉だが、故障でかつてのような選手ではないし、リスクを伴う」と指摘した。

 過去に100打点以上8度のベルトラン(ジャイアンツ)と30発30盗塁を2度記録しているサイズモア(インディアンス)はともに走攻守3拍子そろった選手として有名だが、近年は故障続き。青木と同タイプでは今季盗塁王のクリスプ(アスレチックス)がいるが、1番打者としては出塁率(・314)が低く、肩にも難がある。青木の今季年俸は3億3000万円。ポスティング費用を含めても高額な投資ではないことも市場価値を高めている理由だ。

 青木は近日中に球団に会談を申し入れる考え。ポスティングが認められた場合、中堅手の獲得が急務なアスレチックス、ジャイアンツ、ナショナルズ、インディアンス、ブルワーズなどが参戦するとみられる。

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2011年11月8日のニュース