ソフトバンク・柴原が引退「完全燃焼できた」

[ 2011年11月8日 06:00 ]

今季限りで引退するソフトバンクの柴原

 ソフトバンクの柴原洋外野手(37)が、今季限りで現役を引退することが7日、分かった。同日、球団側に引退を申し入れ、スポニチ本紙の取材に対し「(CSメンバーから外れ)1週間考えたけど、来年も野球をやるという気持ちが湧かなかった。完全燃焼できたと思います」と話した。近日中に球団から正式発表される。

 今季は開幕こそ1軍スタートだったものの、若手の台頭もあり開幕直後の4月22日に出場選手登録を外れた。9月20日には再昇格したが、今季は11試合の出場にとどまり、打率・077。宮崎のCS直前合宿後再び1軍メンバーから外れた。ここ数年は持病である腰痛に悩まされ、「朝起きてまず、確認するのはきょうも動けるかでしたね」と振り返った。

 ◆柴原 洋(しばはら・ひろし)1974年(昭49)5月23日、福岡県生まれの37歳。北九州高ではエースも甲子園出場なし。九州共立大で野手に転向し3年秋は3冠王でMVP。96年ドラフト3位でダイエー(現ソフトバンク)入り。2年目にリーグ4位の打率・314で頭角を現すと、外野のレギュラーとして99、03年の日本一に貢献。08年には、開幕戦史上2人目となる逆転サヨナラ本塁打を放った(対楽天)。オールスター出場3度、ベストナイン2度、ゴールデングラブ賞3度。1メートル74、75キロ。左投げ左打ち。

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2011年11月8日のニュース