キャプティ死闘V2!エース大井2年連続MVP

[ 2011年11月5日 06:00 ]

連覇を達成したキャプティ・ナインは長嶺監督を歓喜の胴上げ

 スポニチ後援・蒼龍旗争奪野球は4日、東京ドームで決勝戦が行われ、前年度優勝のキャプティが延長11回の末、リコーロジスティクスを6―2で下して2年連続3度目の優勝を飾った。最高殊勲選手にはエースの大井佑介投手(24)が昨年に続いて選出された。

 キャプティはプレッシャーをはねのけて念願の連覇達成。エース大井は2年連続でMVPに輝いたが、その表情は浮かなかった。「うれしいですけど、最後は悔いが残りますね」。2―0の9回2死から突然崩れた。2番の和田に四球を与えると一挙に3連打を浴び同点。さらに2死一、二塁から4連打目となる中前打を許した。中堅小牧の好返球でサヨナラ負けこそ免れたものの、流れを完全に失った。

 「気持ちを切り替えられませんでした」。結局、延長11回に特別ルールによる無死満塁からの攻撃で味方打線が4点を奪い勝利投手となったが、課題も残した。「もっと練習して負けない投手になりたい」。城西大から入社して3年。チームの柱としての自覚から最後まで笑顔は封印した。来年は3年連続のMVPを笑顔でつかみ取る。

 <リコーロジスティクス、痛恨の押し出し>9回に2点差を追いつく粘りを見せたが、仲政文監督は「やっぱりキャプティさんの方が一枚も二枚も上。一つでも上にいくためにもう一度出直したい」と話した。特別ルールの延長11回は、無死満塁から2死までこぎつけながら押し出し四球と失策で4点を失った。「接戦の場合、投手は四球、野手は失策から試合を落としてしまう」とあらためて野球のセオリーを痛感した様子だった。

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2011年11月5日のニュース