おかわり空砲…渡辺監督ガックリ「仕掛け遅かった」

[ 2011年11月4日 06:00 ]

<ソ・西>6回1死二、三塁の場面で帆足は降板

パ・リーグCSファイナルステージ第1戦 西武2-4ソフトバンク

(11月3日 ヤフーD)
 2点を追う9回2死一、三塁。一打同点の場面で浅村が投ゴロに倒れ、西武は重要視していた初戦を落とした。渡辺監督は「序盤にうちのリズムに乗っていけなかった。負けはしようがない。短期決戦なので反省を踏まえて、あしたに備える」と切り替えを強調したが、アドバンテージがあるだけに、手痛い1敗となった。

 シーズンで2敗を喫していた和田の前に4安打1得点。昨年までチームメートだった女房役・細川の、徹底した内角攻めに苦しんだ。1巡目にはクリーンアップに対し、執拗(しつよう)に内角直球を続けて意識づけられた。7回に中村が2試合連発となる中越えソロを放ったが、渡辺監督は「仕掛けが遅かった。細川はインサイドが多かったから、狙っていくなり対策をしていかないと」と嘆いた。

 無安打に終わった中島は「ミスショットもあったけど、うまく攻められたのもある」。土井ヘッド兼打撃コーチも「(和田は)去年は細川と組んでいなかったから」と、相手バッテリーを認めるしかなかった。

 シーズンで5勝15敗4分けだった相手に、先手を許した。日本シリーズ進出には残り5試合で4勝が必要。苦境に立たされたが、中村は「試合はやってみないと分からない。何とかなるんじゃないですか」と前を向いた。最大借金15の最下位からの日本一へ。まだ下克上の途中。ショックを引きずっている暇はない。

 ▼西武・浅村(4打数無安打、9回は最後の打者になり)悔しいですけど、切り替えていきたいです。

 ▼西武・阿部(6回1死一塁から三ゴロ併殺打)あそこをつないでいれば面白かったけど。

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