吉見、CS突破へ「めちゃくちゃデカい」1勝に笑顔

[ 2011年11月2日 21:15 ]

ヤクルトに先勝し、ファンとタッチする中日先発の吉見

セ・リーグCSファイナルS第1戦 中日2-1ヤクルト

(11月2日 ナゴヤD)
 7回1/3を5安打1失点。エースとして、しっかりと大役を果たした吉見は、打のヒーロー・森野と上がったお立ち台で、ホッとしたような笑顔を浮かべた。

 「とりあえず初戦を任されて、大事だと分かっていた。緊張は正直なかったです」。5回まで3安打無失点。気持ちを込めた投球で、ヤクルト打線を封じ込めた。6回には1死一、二塁のピンチを背負ったが、畠山を左飛、宮本を右飛に打ち取った。「らしさが出たと思います」と笑った吉見。8回途中でマウンドを降りたが、試合の流れを渡すことはなかった。

 大事な初戦でチームを勝利に導き、日本シリーズ進出にあと2勝。「きょう勝ったのはめちゃくちゃデカいです」と、ひときわ大きな声を張り上げた吉見。「あしたも勝ってくれると思うので、しっかり応援したいと思います。3連勝してクライマックスを突破したい」。あとは仲間に託した。その目はしっかりと“次”なる大舞台での登板へと向いていた。

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