米で“ダル株”急騰!獲得資金は総額98億円以上?!

[ 2011年11月2日 06:00 ]

メジャーの評価がヒートアップしているダルビッシュ

 今オフに大リーグ移籍の可能性がある日本ハムのダルビッシュ有投手(25)の株が、米国内でさらに急騰した。31日(日本時間11月1日)、ヤンキース・CCサバシア投手(31)の残留が決定。今オフの市場でNo・1とされた投手の去就が決着したことで、日本が誇る右腕の獲得資金は総額1億2500万ドル(約98億円)以上という仰天の予想も出てきた。本場でのダルの評価はヒートアップする一方だ。

 人気、実力ともダルビッシュの市場価値はうなぎ上りだ。FAが決定的だったサバシアが急転、ヤ軍に残留。早期決着は各球団の補強方針に多大な影響を与える一方、絶対エースにさらに注目が集まる図式となった。

 今年の移籍市場は投手の層が薄く、年間15勝以上は1人だけ。ダルビッシュの凄さを間近で見ていた、元日本ハム監督で現ドジャースのトレイ・ヒルマン・ベンチコーチは31日付のUSAトゥデー紙(電子版)で「間違いなくNo・1。日本人投手の米球界適応を疑問視する声もあるが、間違いなく大成する」と明言。実力に太鼓判を押した。

 獲得を狙う球団は多い。レンジャーズを筆頭にブルージェイズ、ナショナルズ、レッドソックス、ヤンキース…。「サバシア資金」が投入可能となり、ダルビッシュ獲得額の予想もさらに高騰の気配を見せている。当初は入札額との総額1億ドル(約78億円)とみられたが、ブルージェイズの地元トロント・スター紙は1億2500万ドル(約98億円)以上と予想。その実力を今季ア・リーグ最多の24勝を挙げたタイガーズ・バーランダー級とし「大金は必要だが、(ブ軍の)アレックス・アンソポウロスGMが好む形の補強」と伝えた。

 今年6月に来日してダルビッシュを視察したレンジャーズのジョン・ダニエルズGMはこの日、本紙の取材に「(ダルビッシュの)印象?来年教えてあげるよ」と話した。ダルビッシュ争奪戦はさらに過熱の気配だ。

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2011年11月2日のニュース