松本「お前に任せた」に応えた!本塁打&サヨナラ打!

[ 2011年11月1日 21:03 ]

<NTT東日本―JR東日本>11回裏JR東日本無死二塁、松本が左中間にサヨナラ二塁打を放つ。捕手上田

第82回都市対抗野球決勝 JR東日本2―1NTT東日本

(11月1日 京セラD)
 延長11回、無死二塁でJR東日本の4番松本晃(26)が左中間フェンス直撃の二塁打を放ち、初優勝をたぐり寄せた。

 松本は7回にも、快投を続けてきたNTT東日本の左腕小石から左翼席にチーム初安打となる本塁打をたたき込んだ。決勝の舞台で、全打点を挙げる勝負強さを見せた。

 松本は試合後のヒーローインタビューで「野球をこれまでやっていて、最高に楽しい瞬間です」と興奮さめやらない顔で語った。2回戦で左太もも裏を肉離れした主将の斎藤達からは「俺の分まで打ってくれ」とリストバンドが託されていた。

 サヨナラの場面を「最後に打てたのは奇跡。監督から『お前に任せた』と言われたので、自分が決めないと、と思って打席に立った。思い切って振った」と4番の責任を負ってのこん身の一振りだったとし、7回の本塁打は「何とか塁に出ようと振り抜いたら最高の結果になった」と語る。

 試合後の表彰で、MVPに当たる橋戸賞にも選出された。

 JR東日本にとって14度目の出場で初優勝を導いた堀井哲也監督(49)は「全員の力が結束されました。120点です。すごいです」と顔を上気させていた。

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