“キーマン”坂本ブレーキ 3度の好機で凡退

[ 2011年11月1日 06:00 ]

<ヤ・巨>5回1死一、三塁の好機に二飛に倒れ、ガックリのた坂本

セ・リーグCS第1ステージ第3戦 巨人1-3ヤクルト

(10月31日 神宮)
 左腕・赤川に7回途中まで5安打無得点。CS3試合でラミレスが10打数1安打、首位打者の長野が12打数2安打と、打線が分断された。

 この日、大ブレーキとなったのは原監督自ら「CSのキーマン」に挙げていた坂本だ。得点圏に走者を背負った3回2死二塁、5回1死一、三塁、7回2死二塁で凡退。8、9番で4安打したからこそ、1番打者が好機を逸したダメージは大きかった。

 「チャンスが回ってきて3回ね。まだ力が足りない。全然、結果を出せなかった。僕が力を出していれば勝てた…」。背番号6は敗戦を一身に背負った。

 「来季?まだその辺のことは言うべきことでもないし、考えていません」。CS導入後5年目で、巨人がファイナルSを戦えないのは初の屈辱だ。晩秋。冷たい風に吹かれる中で、巨人のシーズンが幕を閉じた。

 ≪打線寸断され…≫巨人はCSファーストSで敗退。この日は9回小笠原のソロ本塁打による1点のみに抑えられた。今シリーズ3試合で挙げた得点は9点。うち9回だけで6点を奪い、1~8回はわずか3点とさっぱりだった。また打順別の打点では、1番坂本、3番長野、5番ラミレスと打点がなく打線が寸断された。特にラミレスは昨年中日とのCSファイナルS第1戦から7試合連続打点0。これまでCSでラミレスが打点をマークするとチームは6勝1敗(勝率・857)。打線のキーマンの不振で勝ちパターンに持ち込めなかった。

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