中島つない打!主将の気合が延長11回逆転劇呼んだ

[ 2011年10月30日 06:00 ]

<日・西>9回2死一、二塁 浅村の右前安打で中島(中)が同点のホームイン

パ・リーグCSファーストステージ第1戦 西武5―2日本ハム

(10月29日 札幌D)
 西武は29日、延長11回無死満塁からホセ・フェルナンデス内野手(36)の決勝打で、日本ハムに逆転勝ち。ファイナルS進出に王手をかけた。主将の中島裕之内野手(29)が2安打1四球で起点となり3得点を記録。投手陣は中継ぎ4投手が6回以降を無安打無失点リレーでつないだ。3位からの下克上を狙うチームは、30日の第2戦で一気に突破を決める。

 キャプテンのつなぎの精神が、逆転勝利を演出した。中島が右方向へ2安打を放ち、四球を含めて3度出塁。その全てで本塁に生還した。

 「何とか走者を進めようと思っていましたね。せっかく最後の最後に3位になれた。こういうチャンスはなかなかないのでね。いい試合ができる感じです」

 2点を追う7回の先頭で、ダルビッシュの外角スライダーを右中間二塁打。「1、2打席目も初球がスライダー。それよりも甘めに入ってきたので」と冷静な読みで反撃ののろしを上げた。9回1死からはフルカウントから際どい球を選ぶなど粘って四球。延長11回無死一塁では右翼線二塁打でフェルナンデスの決勝打をお膳立てした。

 最下位に沈む後半戦からキャプテンに就任したが「僕は言葉で引っ張っていくタイプではないので」と、多くは語らず背中でチームを鼓舞してきた。大一番の試合前も「僕の順番ではなかったので何も言っていないです」と普段通りのミーティングをこなして臨んだ。

 今季16号を放ち通算150号に王手をかけたのは9月19日の日本ハム戦(西武ドーム)だった。そこから23試合ノーアーチでシーズンを終えたのは、チームの勝利を優先した打撃スタイルに変更したからだ。「交流戦くらいまでは大きいのを狙ったこともありましたけど、それではアベレージも上がらない。後半戦はヒットを打つように心がけていました」。交流戦終了時・262だった打率は・297まで上昇していた。

 渡辺監督は「ナカジ(中島)は気合が入っていたし、何とかしてくれると思っていた。あしたの1勝を取りに行くことが大事」と引き締めた。シーズン最終戦で3位に滑り込んだ勢いは持続している。今年の下克上は西武だ。

 ≪昨季ロッテが3位から初の日本一≫レギュラーシーズン最後の3試合を3連勝。4位・日本ハムと0・5ゲーム差で3位に滑り込んだロッテは、CSファーストSでは西武に連勝。ファイナルSではソフトバンクに負ければ敗退の崖っ縁から3連勝した。日本シリーズは延長戦2試合を含む激闘の末、中日を4勝2敗1分けで撃破。3位チームとして史上初めて頂点に立ち「史上最大の下克上」と言われた。

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