ヤクルト ファイナルS進出王手!巨人に逆転勝ち

[ 2011年10月29日 21:58 ]

6回ヤクルト1死満塁、宮本が中犠飛を放つ。捕手阿部

セ・リーグCSファーストステージ第1戦 ヤクルト3-2巨人

(10月29日 神宮)
 プロ野球は29日、クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(3試合制)が開幕し、セ・リーグは2位ヤクルトが3位巨人に3―2で逆転勝ちした。30日の第2戦に、ヤクルトは勝つか引き分ければファイナルステージ進出が決まる。
【試合結果】

 プロ野球は29日、クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(3試合制)が開幕し、セ・リーグの第1戦は神宮球場でリーグ2位のヤクルトと同3位の巨人が対戦した。ヤクルトは館山、巨人は沢村が先発した。

 初回、巨人は2死から長野が中前打を放ち、阿部も四球を選ぶが、ラミレスが倒れ得点できず。その裏、ヤクルトは上田、青木が三振と3人で攻撃を終えた。

 2回は、館山、沢村ともに走者を出さず。

 3回、ヤクルトは先頭の森岡が左前打で出塁。沢村からチーム初安打を放った。速球に食らい付いてファウルし、フルカウントからの8球目を左前へ打ち返した。だが、館山がスリーバント失敗するなど、走者を進められなかった。

 4回、巨人は1死からラミレスが一塁内野安打で出塁。さらに小笠原の右前打で果敢に三塁へ進み、高橋由の右前打で先制した。さらに1死一、三塁。だが、続く古城は12球粘りながらも見逃しの三振。沢村はニゴロに倒れた。高橋由は「好機だったので積極的にいこうと思っていた。ラミちゃんの走塁が良い流れをつくってくれたしね」と語った。

 その裏、ヤクルトも先頭の田中が右前打で出塁したが、1死後、畠山がセカンドライナーで、併殺となり、好機を広げられなかった。

 5回も巨人は坂本が中越え二塁打で出塁するが、寺内はスリーバント失敗、長野は空振り三振、阿部は四球で2死一、二塁に。だが、ここは館山が踏ん張り、ラミレスと中飛に打ち取った。

 その裏、ヤクルトは2死から森岡、相川の連打で一、二塁とし、館山に代わって打席に立った藤本が中前適時打を放ち追いついた。
 
 6回からヤクルトは村中が登板。巨人は小笠原の中前打などで2死二塁としたところで、沢村に代えて矢野を打席に送った。だがニ飛で得点できなかった。

 その裏、巨人は高木が登板。ヤクルトは1死後、田中が内野安打で出塁、青木は一ゴロも、小笠原がファンブルし一、二塁。ここで巨人は3番手・西村を送り出すが、畠山が四球を選び満塁。続く宮本が中犠飛を放ち勝ち越した。さらに一、三塁でバレンティンが内野の頭を越す右前打で1点を加えた。

 9回、巨人は2死から代打・大村が左中間へソロ本塁打を放ち1点差とした。ここでヤクルトは林昌勇がマウンドへ。坂本はニ飛に終わった。

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