“指名の可能性”は伝えていたハム「1位とは言えないが…」

[ 2011年10月29日 09:02 ]

指名あいさつを終え、東海大野球部の寮を後にする日本ハムの今成スカウト(左)と岩井スカウト。玄関には巨人・原監督のユニホームと「奪回」のサインが飾られていた

 27日のドラフト会議で巨人との競合の末、東海大・菅野智之投手(22)の交渉権を獲得した日本ハムは28日、大渕隆スカウトディレクター(41)ら3人が神奈川県平塚市内の同大合宿所で初の指名あいさつを行った。

 菅野不在で行われたあいさつで、日本ハムは東海大・横井人輝監督(49)に事前通知なしで指名したことを謝罪。大渕スカウトディレクターは「戦略上のこととはいえ、指名あいさつを事前に行っていないことで、驚きや困惑を与えてしまったことにはおわびしたい」と話したことを明かした。

 岩井隆之スカウトは18日に調査書を渡しに行った際に「1位でいきますとは言えないけど、指名する可能性がある」と伝えたというが、最終的に山田正雄GM(67)から1位指名を聞かされたのは、ドラフト会議の直前だった。球団方針では言い訳もできない。この日は門前払いも覚悟していたが「指名あいさつを聞いていただいただけでもありがたい」とテーブルを設けてくれた大学側に感謝した。

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