創部10年、松本大から初のドラフト指名…魅力は“古田超え”強肩

[ 2011年10月28日 15:53 ]

プロ野球ドラフト会議 supported by TOSHIBA 西武育成1位指名・藤沢亨明(松本大)

(10月27日)
 プロ野球ドラフト会議は27日、東京都内で開かれ、育成ドラフトで松本大の藤沢亨明捕手(21)が西武から1位指名を受けた。県関係の指名は9年連続。

 創部10年目の松本大から初のドラフト指名選手誕生だ。午後8時前、西武からの指名を受けた藤沢は「一番最初に見ていただいた球団なので、光栄。うれしい気持ちでいっぱい。背番号は3ケタを最初に背負うが、自分にはプラス。入団に向けて準備を進めたい」と喜びを語ると、父が病死した6歳から女手一つで育ててくれた母・品美さん(51)に携帯電話で指名を伝えた。

 魅力は遠投120メートルの強肩。上田西から外野手で入学も二宮前監督に見込まれて即、扇の要に座った。2秒を切れば速いとされる二塁送球は憧れである古田(元ヤクルト)の1秒83を上回る1秒78を誇る。今秋は右肘痛でDHで回っていたが、事前のメディカルチェックは問題なし。

 「捕手になったから今がある。自信があるのは肩。応援してくれる人に感動を与えられる選手になりたい」と、一日も早いレオ軍団入りを熱望した。

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2011年10月28日のニュース