安達 3の0の悔しさから一転1位指名に「うれしい」

[ 2011年10月28日 06:00 ]

オリックスから1位指名を受けた東芝の安達了一

第82回都市対抗野球 東芝1-2日本生命

(10月28日 京セラD)
 1回戦1試合と2回戦2試合が行われた。連覇を目指した東芝(川崎市)は97年以来4度目の優勝を目指す日本生命(大阪市)に1―2と逆転で敗れ、8強を前に姿を消した。この日のドラフト会議でオリックスから1位指名された安達了一内野手(23)は、同じくオリックスから4位で指名された海田智行投手(24)の前に3打数無安打と沈黙。西濃運輸(大垣市)は室蘭シャークス(室蘭市)を6―3で下して2回戦進出。NTT東日本(東京都)は日本新薬(京都市)に4―1で勝ってベスト8に駒を進めた。
【試合結果 安達了一 海田智行】

 悔しさの後に、喜びが待っていた。大阪市内の宿舎で会見した安達の頬は緩みっぱなしだ。「1位は全然予想していなかった。高い評価を頂いてうれしい。開幕1軍を目指してやりたい」。大学時代まで群馬で過ごし、縁がなかった関西地方。人生で初めて訪れ、そしてオリックスに1位指名された。「イメージ通りの明るい雰囲気。吉本(新喜劇)を生で見たい」と冗舌だった。

 数時間前はまるで違った。日本生命戦で3打数無安打。チームも敗れ、連覇が夢と消えた。唯一、得点圏に走者を置いて迎えた6回2死三塁では敬遠四球。7回に逆転され、先頭打者として迎えた9回の最後の打席は遊飛に倒れた。「(日本生命の)海田を攻略できなかった。悔しい…」。社会人ラストゲーム。無念の思いで唇をかんだが、直後に1位指名。宿舎へのバスの中で音楽を聴いていた安達は、チームメートから吉報を知らされた。黒星を付けられた海田と同じチームに指名されたのも不思議な縁だ。

 上武大では4年春に関甲新大学リーグで3冠。優勝した昨年の都市対抗では打率・391で若獅子賞に輝いた。走攻守3拍子そろった遊撃手は実績も十分。「オリックスは破壊力のある打線という印象。長打が打てて、走れて守れる選手になりたい。目標は開幕1軍。対戦したいのはダルビッシュ投手」。無念の思いとともに幕を下ろした社会人での野球。そのすぐ先に待っていたプロの世界で、この悔しさを晴らす。

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