北方 球団売却問題も「迷いなく行きたい」

[ 2011年10月28日 06:00 ]

プロ野球ドラフト会議 supported by TOSHIBA 横浜1位指名・北方悠誠(唐津商)

(10月27日)
 1位指名から2時間後。唐津商の北方は自宅にも近い唐津市内の霊園へ足を運んだ。墓前に手を合わせ、「やったよ」と万感を込め、報告した。

 幼い頃にキャッチボールの相手をしてくれた元ダイエーの故藤井将雄投手(享年31)の墓。同じ町内に住み、父・伸一さん(44)が後援会の事務局長を務めていた縁もあり、背中を追いかけるように野球を始めた。その目標の人が肺がんで亡くなったのは6歳の時だった。

 外れ1位とはいえ、最後に名前を呼ばれた瞬間は仲間とグータッチ。「ホントうれしい。まさか1位とは思わず、心の準備がなかった」。高校も藤井さんと同じ唐津商に進み、今夏甲子園で153キロをマーク。強気で真っ向勝負を挑む投球スタイルと、佐賀大会から8試合計1180球を投げたずば抜けたスタミナは高い評価を集めた。「藤井さんのように強気でガンガン攻める投手になりたい。先発にこだわらず後ろでもいい。もし背番号15がつけられたら光栄」と話した。

 横浜は球団売却問題に揺れるが、北方は「球団の問題はよく分からない。村田選手ら強力クリーンアップと三浦選手ら大黒柱のいるところで野球ができることはうれしい。迷いなく行きたい」と意に介さなかった。

 「首位打者の巨人・長野さんと対戦したい」と早くも目標を掲げた北方は、プロでも真っ向勝負を貫くつもりだ。

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