CS任せろ!バーネット25日広島戦復帰登板

[ 2011年10月25日 06:00 ]

バーネットが力を込めてキャッチボールを行う

 ヤクルトの頼れるセットアッパーが帰ってくる。右手首豆状骨はく離骨折から復帰を目指していたトニー・バーネット投手(27)が、今季最終戦の25日の広島戦(神宮)で1軍復帰登板する。

 クライマックス・シリーズ(CS)ファーストSへの最終テストも兼ねているが「勝利の方程式」の松岡、増渕、林昌勇にバーネットが加われば鬼に金棒となる。荒木チーフ兼投手コーチは「彼が以前のような力を出してくれれば心強い」と期待をかけた。

 今季、先発から中継ぎに転向した右腕は、23試合連続無安打をマーク。「8回の男」として47試合登板1勝1敗、22ホールド2セーブ、防御率2・54と活躍した。9月上旬に右手首を負傷したが、20日のフェニックスリーグ(宮崎)中日戦で実戦復帰。1回無失点で1軍復帰を決めた。

 なんとしても活躍したい理由もある。バーネットは12月に婚約者のヒラリー・ジョーンズさん(23)と米国で挙式を予定。ブロンドヘアに大きな瞳が印象的な美女で、今季は神宮に応援に訪れるなど太平洋を隔てて愛を育んできた。「とても優しいし、頭もいい。彼女はパーフェクト」と右腕はぞっこんだ。

 チームは負傷者続出で終盤失速。10年ぶりのリーグ優勝を逃した。野手は両太腿筋膜炎の宮本は快方に向かっているが、正遊撃手の川端を左手首じん帯損傷で欠き、青木も背中の張りで2日連続で別メニュー調整中。得点力が望めなければ、投手陣の出来がものをいうだけに、バーネットの復帰は大きな戦力となる。

 まずは球団初のCSファーストS突破へ。小川監督は「今季最終戦がCSに勢いがつく形になれば」と白星締めを見据えた。

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2011年10月25日のニュース