引退表明の豊田を巨人が招へい 2軍コーチ就任有力

[ 2011年10月25日 06:00 ]

マツダスタジアムを後にする豊田

 巨人が来季のコーチングスタッフとして、24日に現役引退を表明した広島・豊田清投手(40)の招へいを検討していることが分かった。ポストは2軍か、育成部門強化のために今季新設した第2の2軍(3軍)のコーチとみられる。

 豊田は西武時代の01年から本格的に先発から抑えに転向。02年から2年連続で最優秀救援投手に輝いた。05年オフにはFA権を行使して巨人に移籍。07年には抑えの上原につなげるセットアッパーとしてフル回転し、チーム最多の22ホールドポイントをマークした。

 長年にわたって難しい役割をこなし通算157セーブを挙げた右腕を巨人は高く評価。野球に取り組む真面目な姿勢も常に若手の手本となっていた点も適任と判断した。自由契約となった昨オフも、球団はコーチや選手兼任コーチを打診したほど。本人が現役続行を強く望んだために実現しなかった経緯がある。

 豊田自身も、マツダスタジアムで行った引退会見で「いつか指導者としてやってみたい気持ちがある」と話しており、育成部門のコーチとしての巨人復帰に支障はなさそうだ。

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2011年10月25日のニュース