ベーブ・ルースと並んでも無関心 プホルス「引退して凄かったと言えれば」

[ 2011年10月23日 16:22 ]

ワールドシリーズ第3戦 カージナルス16―7レンジャーズ

(10月22日 アーリントン)
 押し込むように運ばれたボールが、軽々とフェンスを越えていく。カージナルスのプホルスが3打席連続本塁打。1926、28年のルース、77年のジャクソン(ともにヤンキース)に並ぶ3本塁打の快挙で、敵地のファンを沈黙させた。

 8―6の6回、内角高めの速球を左翼の奥深くに位置するレストランにぶち当てた。7回は中堅左、そして九回は左翼席へ。一度も表情は変えず、人さし指を天に向けて神への感謝を示し、ホームベースを踏んだ。

 記者会見でも浮ついた様子は見せない。最後の打席は狙ったのか、と問われると「経験上それはしない。打撃練習でもホームランは狙うと難しくなる。いいスイングを心掛けただけ」と冷静そのもの。シリーズ新記録の1試合14塁打、2009年の松井(当時ヤンキース)らに並んだ6打点など球史に名を刻んだことにも「正直、数字には関心がない。野球はチームスポーツだし、勝利に貢献できたことがうれしい」と静かに話した。

 喜びがのぞいたのは「引退してから『あの第3戦はすごかった』と言えるといい」の言葉くらいか。レギュラーシーズンでは10年間続けていた打率3割、100打点が途切れたが、最高の舞台で、記録にも記憶にも残る偉業を成し遂げた。(共同)

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