MVP最有力 内川 江藤以来40年ぶり2人目のセパ首位打者!

[ 2011年10月23日 06:00 ]

<ロ・ソ>4回、中前打を放つ内川。史上2人目の両リーグ首位打者を獲得

 パ・リーグは22日、ロッテ―ソフトバンク戦(QVCマリン)でレギュラーシーズンの全日程が終了した。ソフトバンクは65年以来、46年ぶりに88勝をマークして独走優勝。個人記録では内川聖一外野手(29)が打率・338で、江藤慎一(中日、ロッテ)以来40年ぶり2人目となる両リーグ首位打者となった。防御率、勝利、勝率の投手3冠には楽天・田中将大(22)が輝いた。

【表彰選手】

 分かっていても喜びは大きかった。内川は今季最終戦となったロッテ戦後、「すっきりしたというのが、正直です」と本音を漏らした。重圧はあったのだろう。だが、圧倒的な安打の量産ぶりが、それを見せなかった。

 「チームに貢献できた思いはあるし、ケガがあった中、周りの選手と優勝目指して戦ったタイトルです」と胸を張った。この日も1点を追う4回、唐川のカーブを確実に捉え、中前に今季145本目の安打を放った。最終打率は・338。この日は敗れたが、リーグ連覇したチームは、46年ぶりにシーズン88勝を記録。その強力打線を引っ張った。

 打率は常に独走だった。敵は規定打席。6月23日に右太腿裏肉離れで離脱すると、1カ月以上も打席から遠ざかった。それも13日の日本ハム戦(札幌ドーム)でシーズン規定の446打席に達し、クリア。横浜時代の08年に続く史上2人目の両リーグ首位打者を確実にした。リーグMVPも最有力だ。

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2011年10月23日のニュース