久万氏お別れの会 星野監督「いい思いさせてもらった」

[ 2011年10月20日 06:00 ]

故久万元オーナーの遺影に手を合わせる金本

 今年9月9日、老衰のため90歳で他界した阪神元オーナー(電鉄本社会長)の故久万俊二郎氏の「お別れの会」が19日、大阪市内のホテルで行われ、球界や経済界関係者ら約1500人が参列した。

 1984年から21年間オーナーを務めた久万氏の下では、多くの名物監督が指揮を執った。仙台での今季最終戦前に駆けつけた楽天・星野監督は「いい思いをさせてもらった。激論もしたが聞く耳を持って前に進んでくれた」と当時に思いをはせた。オリックスの岡田監督は「厳しい方だった。今はオリックスにいるが、阪神での現役当時から野球人として長くやれているのが恩返しだと思う」と沈痛な面持ちで故人をしのんだ。阪神の真弓監督や現役のコーチ、選手らは横浜戦(甲子園)の前、ユニホーム姿で献花を行った。

 ≪主な参列者≫日本プロ野球組織(NPB)加藤良三コミッショナー、前コミッショナー・根来泰周、巨人・桃井恒和オーナー、中日・白井文吾オーナー、横浜・若林貴世志オーナー、広島・松田元オーナー、吉田義男、中村勝広(本紙評論家)、星野仙一、岡田彰布、川藤幸三、江本孟紀、掛布雅之(敬称略)

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2011年10月20日のニュース