ひげそり出直し!上原「もう一回チャンスが欲しい」

[ 2011年10月17日 06:00 ]

<レンジャーズ・タイガース>チームメートとはしゃぐ上原(右)

ア・リーグ優勝決定シリーズ第6戦 レンジャーズ15―5タイガース

(10月15日 アーリントン)
 レンジャーズは15日(日本時間16日)、リーグ優勝決定シリーズ第6戦でタイガースを下し、球団初のリーグ連覇を達成した。今ポストシーズンで3戦連続被弾している上原浩治投手(36)と建山義紀投手(35)は登板機会がなかったが、今季3度目のシャンパンファイトに歓喜。トレードマークの口ひげをそった上原は19日(同20日)に開幕するワールドシリーズでの出場登録へ切実な思いを口にした。

 心の傷を捨て去ることはできない。だが連覇達成を称え合うナインの中で、一人だけ下を向くことはできない。上原は踊って、びしょ濡れになって、はしゃいだ。

 「オリオールズでは正直、優勝は考えていなかった。うれしさと悔しさが入り交じっている。でも今回は一緒に喜ぼうかな」。地区シリーズを突破した時の祝宴では遠慮がちだったが、この日は自ら進んでシャンパンを何度も手に取り、チームメートに浴びせた。

 何かを変えたかった。球場に到着するとオリオールズ時代からトレードマークにしていた口周りのひげをそり落とした。今ポストシーズンは3試合登板で防御率33・75。地区シリーズ第1戦で1死も取れずに降板すると、今シリーズでも第3、5戦と連続で本塁打を浴び、救援投手ではポストシーズン史上初の3戦連続被弾という不名誉な記録に名を刻んでしまった。

 「投げたいとずっと思っていた」という第6戦。ブルペンではグラブをはめ、何度もボールを叩いた。しかし、出番は回ってこなかった。今季は65試合に登板し、防御率2・35の好成績を残した右腕だが「プレーオフでのたった3試合でこれまでの成績が消えてしまった気がする」と唇をかんだ。今シリーズの防御率が1・32と絶好調のレ軍救援陣の中にあって、上原がワールドシリーズのベンチ入りメンバーに入れるかは微妙な状況だ。

 汚名返上の舞台はマウンドだけ。「もう一回チャンスが欲しい。それが本音。ワールドシリーズのメンバーに選ばれたい。それだけです」。上原の切実な思いは通じるのか。心から笑うためにも、信じて待つしかない。

 ≪PS2位タイ≫レ軍の3回の1イニング9得点はポストシーズン2位タイ。過去10得点が3度ある。次ステージへの進出決定試合の15得点は、96年リーグ優勝決定シリーズ第7戦でブレーブスがカージナルスを15―0で下して以来、最多タイとなった。また、日本選手所属球団のワールドシリーズ進出は09年の松井(ヤンキース)以来。投手では07年の松坂と岡島(レッドソックス)以来となった。

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