中日Vまたお預け…佐伯弾で一矢報いるも完敗

[ 2011年10月15日 20:13 ]

4回巨人2死、ラミレスに先制ソロを浴びた中日・チェン

セ・リーグ 中日1-4巨人

(10月15日 東京D)
 プロ野球セ・リーグは15日、優勝へのマジックナンバーを「1」としている中日が巨人に1―4で敗れ、優勝決定は16日以降に持ち越しとなった。16日はヤクルトに試合がなく、中日が巨人戦で勝つか引き分ければ、2年連続9度目のリーグ制覇が決まる。
【試合速報】

 優勝へのマジックナンバーを「1」としている中日は、15日、東京ドームで巨人と対戦。デーゲームでヤクルトが勝ったため、勝ちか引き分けで2年連続9度目のリーグ優勝が決まる中日の先発は今季9勝目を狙うチェン、3連勝中の巨人はゴンザレス。

 序盤は静かな立ち上がり。4回裏、巨人はラミレスが左翼へ3試合連続の22号ソロを放ち先制。追い込まれてから、沈む変化球が高く浮いたところをとらえた。9日のナゴヤドームでの対戦では1点も奪えなかった左腕からの一発に「チェンは素晴らしい投球をしていた。先制できてうれしい」と喜んだ。

 5回にも先頭の高橋由が右越えに15号ソロを放って突き放した。さらに、藤村が内野安打と敵失、ゴンザレスの犠打で三進したが、後続が打ち取られ加点できず。

 中日は6回、1死から大島がこの日チーム初安打となる左前打を放つが、反撃はならなかった。7回にも2死から森野が死球で出塁も、ブランコは右飛に倒れた。

 巨人は7回、これまで好投のゴンザレスに代えて、代打にこの日選手登録をしたばかりの小笠原を送り出すが、右飛に終わる。

 8回、巨人は越智をマウンドに送った。先発のゴンザレスは7回1安打無失点。中日は谷繁が安打で出塁も、平田が併殺など、得点に結び付けられなかった。

 その裏、巨人は坂本の左前打と犠打で1死二塁とし、長野の中越え適時二塁打で1点を加えた。さらに、代打・矢野も右中間へタイムリー二塁打を放ち4点目。

 9回、中日は代打・佐伯が4番手・久保の初球を左翼へ叩き込み1点を返したが、反撃はそこまでだった。中日は先発のチェンが8回を9安打4失点。打線が巨人の先発ゴンザレスに7回まで1安打に抑えられるなど振るわず、2連敗した。

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