斎藤5試合連続無失点 指のかかり具合で配球変える

[ 2011年10月14日 06:00 ]

<カージナルス・ブルワーズ>1回を無失点に抑えた斎藤

ナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦 ブルワーズ3―4カージナルス

(10月12日 セントルイス)
 ブルワーズの斎藤隆投手(41)が、ナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦の7回に登板。いきなり死球を与えたものの、後続を打ち取って無失点に抑えた。チームは惜敗したが、自身は今季ポストシーズン5試合連続無失点と好調を維持している。また、ア・リーグの同シリーズ第4戦は、上原浩治投手(36)の所属するレンジャーズが延長戦を制して勝利。3勝1敗として、2年連続のリーグ優勝に王手をかけた。

 どんなに悪条件が重なっても、相手打線を封じる。敗戦の中で斎藤が見せたのは、プロ20年目のベテランの味だった。

 「敵地でどれくらいわれわれブルペンがやれるか、本当に大きなポイントになり得る。きょうも1点負けていたけど、流れとしては悪くない」

 出番は7回だ。先頭に初球の速球が引っかかって死球を与えたが「真っすぐがかかり気味だったから変化球を使った」と配球を変えた。続くモリーナをカーブ2球を見せた後の速球で右飛に打ち取ると、3安打と当たっていたフリースにはカーブを3球続けて4球目、内角のツーシームで芯を外し、遊ゴロ併殺に打ち取った。

 今ポストシーズン8戦目で早くも5試合目の登板。41歳の体への負担は少なくない。加えて、前々日に敵地・セントルイス入り後、斎藤が悩まされているのが宿舎ホテルでの睡眠妨害だ。「睡眠がうまく取れなくて。掃除のおばちゃんがうるさいんです。(午前)9時すぎには、必ずドアをバタバタしだす。ビジターの洗礼」と苦笑い。思わぬところに敵が潜んでいたが、グラウンドでは眠い目をこすることなく仕事を果たした。

 今季メジャー最高の本拠地勝率・704を誇ったブ軍だが、ポストシーズンではア・リーグに属していた82年のワールドシリーズ第2戦から敵地で8連敗。カ軍チームカラーの赤に染まった敵地で、アウェーの洗礼を浴びて1勝2敗。敵地で最低1勝しなければ、リーグ優勝は見えてこない。

 「予想通り3連投になる可能性が高くなった。しっかり身体のケアだけはしたい」と覚悟を固めた斎藤。41歳の右腕はどんな逆境にもめげない。

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