マエケン 完全狙いも「悔しい」2安打完封

[ 2011年10月12日 06:00 ]

<広・横>力投する前田健

セ・リーグ 広島7-0横浜

(10月11日 マツダ)
 惜しかった。広島・前田健自身が誰より悔しがった。圧巻の2安打完封勝利。2年連続の2桁10勝目を手にしたエースだったが「悔しい。こんなチャンスないので、いきたかったけど無理でした」とお立ち台で苦笑いした。

 6回1死までパーフェクトで、7回2死までノーヒット投球。序盤から球威、制球とも抜群で、本人も「2、3回くらいから、気をつければ(完全試合は)いけるんじゃないかと思った」。しかし筒香に二塁打を許して快挙はならず。それでも2度の4者連続を含む自己最多の13三振を奪い、通算でも173三振で阪神・能見と並びリーグトップに立った。

 フリーアナウンサーの成嶋早穂さんと今オフにも結婚することが判明してから初の白星。投球回数も200イニングをクリアした。野村監督も「何も言うことはない。素晴らしかった」と称える、文字通りの快投だった。

 ▼広島・赤松(7回2死で筒香の打球が頭上を抜かれる)きょうのマエケンなら後ろはないなと思った。定位置なら捕れていた打球。申し訳ない。

 ▼広島・大野投手チーフコーチ(前田健は)今年一番の投球。200イニング投げる投手は少ないし、数字以上、勝ち星以上の頑張りがある。

 ▼広島・小窪(初回に左翼へ先制2号ソロ)うまく(体が)回転できました。

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