中日 首位決戦第1ラウンドに快勝!1・5ゲーム差だ

[ 2011年10月10日 20:30 ]

2回、先制2ランを放ち喜ぶ中日・平田

 中日が2試合連続零封勝ちで首位攻防4連戦の初戦を制し、ヤクルトとのゲーム差を1・5とした。2回に平田が先制2ラン、5回は井端の適時二塁打で加点。7回無失点の山井から、小林正、浅尾の継投で逃げ切った。ヤクルトは9安打で無得点、石川は9敗目。

 首位の中日は10日から、ナゴヤDで2位・ヤクルトと4連戦を行う。0・5差とシ烈な首位争いを繰り広げる両チームの第1戦の先発投手は中日が山井、ヤクルトが石川。

 初回、ヤクルトは1死から上田が安打で出塁も川端の三邪飛で上田も一塁に戻れず。中日も3人で攻撃を終えた。

 2回、中日は2死から谷繁が右前打で出塁し、続く平田が石川の外寄り130キロをフルスイングすると、打球はバックスクリーンまで届いた。10号2ランに平田は「とにかく先制点が欲しかったので、次につなげようという気持ちだった。打った瞬間に入ったかなと思った」と喜んだ。

 4回、ヤクルトは2死から畠山、バレンティンの連打で一、三塁とするが宮本が中飛で無得点。

 5回、中日は2死から山井が左翼への二塁打、荒木が中前打で一、三塁とし、続く井端が左翼線への適時打で1点を加えた。荒木も一気にホームを狙うが、ここはがっちりブロックされ3アウト。

 6回、ヤクルトは青木の内野安打を足場に2死三塁とするが、畠山は山井の145キロのストレートに空振り三振。本塁を踏むことはできなかった。7回にも宮本の内野安打と田中の安打で1死一、二塁とするが、相川が三振、石川の代打・森岡は左前打も好返球で本塁で宮本がアウトとなった。ヤクルトの2番手投手は、61試合目の登板となる押本。

 中日も8回は小林正、9回は今季76試合目となる浅尾がマウンドへ。先頭の畠山に中前打、1死後宮本にも右前打を打たれるが田中は空振り三振で2死一、二塁。ここで落合監督がマウンドに行き浅尾に声を掛けた。最後は福地を2ゴロに仕留めて、首位決戦第1ラウンドに快勝。ヤクルトとの差を1・5ゲームに広げた。

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