ロッテ、パ初の屈辱 日本一→最下位「理由は…」

[ 2011年10月10日 06:00 ]

<楽・ロ>拙攻で楽天に敗れ、最下位が確定したロッテ・西村監督

パ・リーグ ロッテ3―4楽天

(10月9日 Kスタ宮城)
 最後は一打逆転の場面もつくったが惜敗。ロッテは98年以来13年ぶりの最下位が確定した。相手を上回る11安打も3得点。今季を象徴する敗戦に、西村監督は「ここにきてどうこう言いたくない。いい結果が出るようやるしかない」と声を絞り出した。

 まさに天国から地獄だ。昨年はリーグ3位から「史上最大の下克上」として日本シリーズを制覇。日本一翌年の最下位は史上3チーム目で、パ・リーグでは初の屈辱だ。昨季は2桁本塁打の選手が7人いたが、今季は統一球の影響もあってか現時点で不在。昨季6人いた60打点以上の選手も井口1人だ。中軸の決定打不足もあり、昨季は17勝13敗だった1点差試合も、今季はこれで20勝21敗。重苦しい展開の連続だった。

 9月18日に瀬戸山隆三球団社長と石川晃球団運営本部長の球団トップ2が今季限りで退任することを発表し、そこからの16試合は4勝10敗2分け。「お家騒動」が少なからず現場の士気に影響したことも否めない。「(最下位になった)理由はいろいろあるけど、残り試合を戦っていくだけ」と西村監督。残り8試合。来季への光明を探る。

 ▼ロッテ・渡辺俊(5回3失点で9敗目)簡単に先に点を取られてしまい、チームに申し訳ない。

 ▼ロッテ・清田(3試合ぶりスタメンで6回に適時二塁打を放ち9月26日以来の打点)高めのスライダーを積極的に打った。

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2011年10月10日のニュース