ブ軍先発投手がカ軍エースを中傷「インチキそのもの」

[ 2011年10月10日 06:00 ]

 斎藤隆投手(41)が所属するブルワーズとカージナルスが8日(日本時間9日)、ナ・リーグ優勝決定シリーズを前に舌戦を展開した。第1戦先発のブ軍グリンキーは、会見でカ軍右腕C・カーペンターについて「彼を好きなやつなんていない。態度がインチキそのもの。相手にわめいたり、にらみつけたり」と中傷。この発言に、カ軍トニー・ラルーサ監督は「全く事実ではない。ブ軍は選手のコメントにも気を配るべき」と激怒した。

 同地区で優勝争いを繰り広げた両軍は、後半戦にプレー以外で何度も衝突。C・カーペンターとブ軍モーガンは9月7日の対戦で口論の末、乱闘寸前となった。8月1日にはラルーサ監督がブ軍が打者に有利になるよう照明を調節していると指摘。物議を醸す中で翌日には斎藤が主砲プホルスに死球を与えたことで、報復死球も招いた。

 遺恨ムードが漂う中でも、自身初のリーグ優勝決定シリーズ登板を控える斎藤は平常心を強調。「いい緊張感がある。ライバルという意識はもちろんあるけど、それに過剰に反応せず普段通りにいきたい」と話した。

 ▼カージナルス・ガルシア(第1戦に先発)ブルワーズが本拠地に強いということは知らない。本拠地でプレーするのが好きなんだろう。でも僕たちも(敵地でも)ホームのようにプレーできると思う。敵地の声援も気にならない。自分の投球をするだけ。

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2011年10月10日のニュース