6回まで無安打無失点も…杉内自ら降板 目標はCS

[ 2011年10月9日 06:00 ]

<ソ・オ>6回10奪三振の圧巻の内容で8勝目を挙げた杉内

パ・リーグ ソフトバンク5-0オリックス

(10月8日 ヤフーD)
 涼しい顔で大記録を放棄した。ソフトバンク・杉内は力強い腕の振りで、4回2死から球団タイ記録の7者連続三振をマーク。直球は130キロ台ながら、抜群の切れ味で無安打無失点を続けていた6回終了後、「いいところで終わろう」と自ら降板を申し出た。左肩痛からの復帰戦は80球で切り上げた。

 ノーヒットノーランも、梶本(阪急)土橋(東映)に並ぶ日本記録の9連続奪三振も目前で捨てた。球場全体が「もったいない」とため息をもらしたが、杉内だけは「2、3勝くれるなら頑張るけどね。一生涯のうち一度はしたいけど、今じゃなくていい」とさらり。

 8回1死まで続いたノーヒッターは、3番手の金沢が竹原に右前打を浴び、ストップ。それでも球団記録を更新する今季28度目の零封勝利に貢献し、約2カ月ぶりの8勝目を2桁奪三振で挙げた左腕は「ホッとする。凄くうれしい1勝」と笑顔を浮かべた。

 夏場に自身初の4連敗を喫した。「俺はもう、いいよ。引退、引退」と弱音を吐いたこともあった。9月14日には出場選手登録を抹消され、チームは今月1日にリーグ連覇を遂げた。同行していたものの「正直、優勝の瞬間に(1軍に)いたかった」と明かした。それでも「俺だけ負けるのはしゃくに障る」と、この日の復活につなげた。

 試合前の優勝セレモニーでペナントを受け取った秋山監督も「いい状態で帰ってきてくれた」と手放しで称えた好投。目先の記録のためにではない。杉内はCS、日本シリーズで投げるために戻ってきた。

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