4番・畠山に送りバント指令 小川監督「迷いました」

[ 2011年10月9日 06:00 ]

<ヤ・広>8回無死一、二塁、畠山は今季初の送りバントを決める

セ・リーグ ヤクルト4-7広島

(10月8日 神宮)
 バントの構えにスタンドがどよめいた。2点を追う8回無死一、二塁。ヤクルトの小川監督は4番・畠山に「送ってくれ」と直接声をかけて送り出した。

 リーグ2位の84打点、チームの窮地を何度も救ってきた主砲への今季初の指令。2球目を一塁前へ転がして走者をそれぞれ進塁させ、続くユウイチの二ゴロの間に1点差まで詰め寄ったが追いつけず。9回に2失点で突き放され、執念の采配も勝利には結びつかなかった。

 「(8回は)迷いました。ただ9回はいずれにしても下位打線に回る。下位で2点取るのは厳しい。何とか1点でも、あわよくば同点にと思ってバントを選択しました」

 指揮官は苦渋の選択だったと説明。続けて「一気に逆転を狙いにいくなら畠山に打たせるしかない。結果が悪かったので判断ミスと言われても仕方がない」と自らを責めた。最低限の1点は返した。ただ、誤算だったのは宮本の不在だ。本来6番に座るチームリーダーは打率・296と好調な上、得点圏打率・340と勝負強い。だが肺炎で4試合連続欠場。この日は5番に打率・208のユウイチを置く苦しい布陣で、5番以降に強力なポイントゲッターがいなかった。

 首位・中日が敗れ、ドローでも首位奪回だっただけに悔しさが募る。畠山は「勝つためにやっているし、そのための作戦。勝たなければいけない試合だった。負けたのが全て」と声を絞り出した。

 ▼ヤクルト・伊勢総合コーチ(畠山の犠打に)ゲッツーもある打者だしな。その前に松岡が簡単に2ランを打たれたから。きょうの(畠山の次打者の)ユウイチじゃ内野ゴロが精いっぱい。ブー(畠山)はかわいそうだったな。

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