沢村賞見えた!マー君完封18勝 ダルしのぐ投手5冠

[ 2011年10月9日 06:00 ]

<楽・ロ>完封勝利を飾りお立ち台で勝ち星と同じ自身の背番18を指さす田中

パ・リーグ 楽天8-0ロッテ

(10月8日 Kスタ宮城)
 ダルさん、負けませんよ――。楽天・田中将大投手(22)が8日、ロッテ戦で今季5度目の完封で、リーグ単独トップとなる18勝目を挙げた。これで防御率(1・33)、勝率(・783)、完封数(5)、完投数(13)と合わせてリーグ5冠。首脳陣も沢村賞獲得へ全面支援する方針で、残り2試合に登板すれば、20勝に手が届く可能性もある。日本ハム・ダルビッシュ有投手(25)とのタイトル争いはいよいよクライマックスへと突入する。
【試合結果】

 最後までファンを楽しませる。田中は使命感を持ってマウンドに上がっていた。チームはCS争いから脱落しても、自らに寄せられる期待は十分に感じていた。

 「いろいろな方からタイトルの話をされる。チームやファンの期待に応えることが義務だと思う。札幌でダルさんを打っていただきましたしね」

 3回までに大量7点の援護を受けても気を緩めることはなかった。6回2死三塁で、福浦を151キロの外角直球で見逃し三振。7回で交代という選択肢もあったが、星野監督は「こっち(首脳陣)が沢村賞を意識している。完封させろ」と続投を決めた。9回は2死から新人・阿部の失策と四球で一、二塁のピンチ。田中は「阿部が一番焦っていた。阿部のためにもゼロで抑えたかった」と塀内を中飛に打ち取った。5日の日本ハム戦(札幌)でダルビッシュに黒星を付けてくれたチームメートにも完封という結果で応えた。

 勝利数、勝率、防御率は単独トップ。完封数でもダルビッシュに並び、完投数と合わせてリーグ5冠だ。異次元のタイトル争いの先には、最高栄誉である沢村賞を見据える。チームは残り6試合。登板日については「知りません」と笑顔でけむに巻いたが、変則日程のために中6日、中3日で行けばあと2試合可能。20勝のチャンスもある。

 星野監督も「全員で(沢村賞を)獲らせようという気持ちが、最多勝を含めてある」と全面的に支援する考えだ。「いろいろな方に感謝して、最後まで気を引き締めて走り抜きたい」と田中。個人タイトル総なめし、感謝の気持ちを形にする。

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