新人王見えた!沢村1安打1四球 プロ初完封で10勝目

[ 2011年10月8日 20:54 ]

中日を破りガッツポーズする巨人・沢村

 プロ野球、中日―巨人20回戦は8日、ナゴヤドームで行われ、巨人のルーキー沢村が1安打1四球7奪三振でプロ初完封。チームは4―0で快勝し、沢村は2003年の木佐貫(現オリックス)以来の新人2桁勝利となる10勝目を挙げた。

 前日は延長戦の末に引き分け。奇跡の逆転Vへ絶対に負けられない巨人は3回1死一塁から阿部の左翼線二塁打で一走・長野が一気に生還して1点を先制した。チームに勢いをつける一打に阿部は「どうしても先制点が欲しかった。いいところに飛んでくれた」と喜んだ。

 巨人は4回1死二、三塁から坂本の左前適時打で2点を追加。さらに2死二塁から長野が中前適時打を放ち、この回計3点を加え、リードを広げた。

 沢村は2回に平田に中前打を許したものの、3回以降は1四球だけの快投。「9連戦中なので中継ぎ投手を休めさせられたらと思ってマウンドに上がった。いろんな人に助けられて勝つことができました」。全く危なげない内容でプロ入り前から目標にしていた10勝に到達。「いろいろな人に支えられてきたけど、(中大の)高橋監督に出会わなかったら、プロ入りもなかった。高橋さんに1番に伝えたい」と声をはずませた。

 2位のヤクルトが広島に4―7で敗れたため、3位巨人とのゲーム差は4に。敗れた中日の首位は変わらなかった。

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