タイガース5年ぶり地区シリーズV 空中戦でヤ軍制す

[ 2011年10月8日 06:00 ]

<ヤンキース・タイガース>初回、ソロ本塁打を放つヤング

ア・リーグ地区シリーズ第5戦 タイガース3―2ヤンキース

(10月6日 ニューヨーク)
 タイガースがヤンキースに3―2で競り勝ち、3勝2敗として5年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。ワールドシリーズ出場を懸けて8日(日本時間9日)から上原浩治投手(36)が所属するレンジャーズと対戦する。

 歓喜の瞬間、「主役」はトレーナー室にいた。初回に2番ケリーに続いてソロ本塁打を放った3番ヤングは、7回の打席で左脇腹を痛めて途中交代していた。ポストシーズンでの2者連続本塁打は球団初。ヤングは1、3戦目でも一発を放っており、球団新記録となる地区シリーズ3本塁打となったが、「知らなかった。勝てたのが一番」とシリーズ突破を喜んだ。

 8月15日にツインズから移籍。ツ軍時代の09、10年は2年連続で地区シリーズでヤ軍に敗れたが、今年は相手のお株を奪う空中戦で制した。左脇腹は古傷だけに、リーグ優勝決定シリーズへの影響が懸念されるが、クラブハウスでは跳びはねて喜び、「できる限りのことはしたい」と出場へ意欲満々だ。

 第4戦まで7打数3安打と好調だったケリーを6番から2番に上げた采配が的中したジム・リーランド監督。「私の野球人生の中でも忘れられない一戦になった。厳しい戦いだったが、選手たちはみんなよくやってくれた」と感慨深げだった。

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2011年10月8日のニュース