TBS会長と渡辺会長トップ会談へ 横浜球団売却問題

[ 2011年10月6日 06:00 ]

 横浜球団の筆頭株主でオーナー会社のTBSホールディングス(HD)・井上弘会長(71)と、巨人の渡辺恒雄球団会長(85)が近く「トップ会談」を行うことになった。球界に大きな影響力を持つ渡辺会長との話し合いで、球団売却問題について何らかの方向性が示される可能性は高い。

 この日、都内で取材に応じた渡辺会長は「この間(井上会長に)会った時に、近く相談したい、という話を受けている」と明かした。井上会長と会った日時や、近日中の会談の時期、内容などについては明言しなかった。

 TBSHD側も、今オフの交渉が不調に終わった場合は来季も球団を継続保有する可能性を示した。石原俊爾社長(66)はこの日、「まだまとまった形では僕の所には(報告が)上がってきていないけれど、(複数の企業と)交渉は続けていることは聞いている」と明言。交渉を継続していることを認めた上で、難航した場合を考慮し「まとまらない場合は、もちろん来季も(球団を)保有する可能性はある」との方針を示した。

 昨オフは住生活グループとの売却交渉を進めたが、成立目前で破談に。今オフについても「期限は設けていない」としている。それら現状報告や今後の方針などが、渡辺会長と井上会長のトップ会談で話し合われるとみられる。

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2011年10月6日のニュース