ヤクルト崖っ縁 宮本不在の中、中日とゲーム差なし

[ 2011年10月6日 06:00 ]

セ・リーグ ヤクルト0-3阪神

(10月5日 京セラD)
 振り向いたそこには、大きな口を開けた竜がいる。ヤクルトはわずか4安打で零敗を喫し、ついに2位中日とはゲーム差なし。首位の座こそ守ったが、勝率わずか3厘差だ。小川監督は「勝負ですから勝ち負けはつきまとう。きょう(5日)は負けたということ」と敗戦をかみしめた。

 試合前、チームに衝撃が走った。体調不良の宮本が病院で肺炎と診断され、欠場が決まった。守備は名手、打撃でも得点圏打率・340と頼りになるチームリーダーの不在。01年日本一を知る唯一のベテランとして精神的支柱でもあった宮本のアクシデントに、不安は広がった。試合直前の円陣で青木が「今までチームワークで勝ってきたんだから、今こそチームワーク。みんなで戦おう」と声を出したが、打線は阪神・能見に3回以降は無安打に終わった。

 それでも、勝たなくてはならない。今季初先発出場の野口は「2番・三塁」で宮本の代役を務め、8回に右前打、1盗塁と気を吐いた。「宿舎で宮本さんとすれ違った時に“頑張れよ”と言われました。チームが勝つために頑張らなければ」。5月31日以来守り通した首位は風前のともしびだが、逆境をくぐり抜けてこそ、そこには栄光が待っている。

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