ロッテ 重光オーナー代行“現場介入” サブロー呼び戻す

[ 2011年10月3日 06:00 ]

<ロ・日>試合前のベンチで話し込む(左から)重光オーナー代行、新社長に就任する中村氏、西村監督

 ロッテの重光昭夫オーナー代行(56)が2日、千葉市内の球団事務所で現フロント陣に対する痛烈批判を行った。

 今月21日付で就任する中村家国球団社長(66)、林信平執行役員運営本部長兼チーム統括部長(50)の発表会見に出席。今季低迷の原因を6月に巨人へトレードされた大村三郎外野手(35=ロッテでの登録名はサブロー)ら昨年の日本一メンバーの流出と指摘。生え抜きを呼び戻す意向を明かした。

 ロッテ球団事務所で行われた会見で、重光オーナー代行は堰(せき)を切ったように、辞任を表明している瀬戸山隆三社長(58)ら現フロント陣を批判した。

 「昨年勝ったメンバーがほとんどいないのは異常な状態。私もオーナー(代行)であると同時にファンでもある。ちょっと問題かなと」

 昨季はリーグ3位から日本一に駆け上がったが、今季は最下位に転落。オーナー代行は「サブロー選手が出ていった後から悪くなった」と人材の流出を成績不振の理由に挙げ、「今年出て行った人で呼び戻せる人は呼び戻したい。あまり言うとタンパリングになるので…」と個人名こそ伏せたが、06年にFA権の取得条件を満たしているサブローが権利を行使した場合、再獲得に動くことを示唆した。

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2011年10月3日のニュース