V歓喜は一瞬!ソフトB 6度敗退CSへ決意の1勝

[ 2011年10月3日 06:00 ]

<西・ソ>西武に勝利しタッチを交わすソフトバンクナイン

パ・リーグ ソフトバンク5―3西武

(10月2日 西武D)
 ソフトバンクは普普段と変わらないプレーで、きっちりと勝ち切った。歓喜のリーグ連覇から一夜。チームには気の緩みなどまるでなかった。2桁11安打で5点を奪い、西武相手に同一カード3連勝。秋山監督は「普段通りだよ。最後まで同じ」と、余裕の表情で振り返った。

 優勝明けのデーゲーム。本来なら主力をベンチに下げてもいい試合で、スタメン野手は前日と全て同じだった。指揮官の本気度そのままのオーダー。そして3回、川崎の左翼線二塁打から1死三塁の好機をつくると、前夜の自身初Vで男泣きした内川が先制の中前打を放った。自己新のシーズン68打点目をマークし「きのうは全く寝られなかったけど、(試合が)始まってしまえばいつもと一緒。勝ちたいし、真剣にやらないと。気を抜くような打撃はしない」。続く松田も二塁打でつなぎ「優勝した翌日に気が抜けていると言われたら嫌だった。勝ってよかった」と話した。さらに長谷川、通算1000安打となった多村の適時打に敵失も絡み、一気に4点を奪った。

 秋山監督も、普段と同じ勝負師の顔だった。前夜の祝勝会では全身にビールを浴びた。しかし切り替えもあっという間だった。テレビ各局の取材を終えると、外出はせずに午後10時半にはホテルの自室へ。この日は引き締まった表情で球場入りすると、「(喜ぶのは)一瞬、一瞬。はい、次だよ」と話した。余韻に浸るのは一瞬でいい。何より次の目標がある。プレーオフ(04~06年)、CSは過去6度出場して全て敗退。今度こそ激戦を勝ち抜いて、日本シリーズに出場する。そのためには、気を抜く暇などどこにもないのだ。

 「今までとやることは一緒。無駄な試合は1試合もない」と、選手会長の川崎も指揮官の、そしてナインの思いを代弁した。残り10試合。11月3日に始まるCSファイナルステージ(ヤフードーム)を見据えながら、これまでと同様に白星を積み重ねていく。

 ▼ソフトバンク・摂津(6回2/3を2失点で13勝目。前夜はビールかけ後、取材などを断り登板に備える)しっかり睡眠を取った。みんな喜び疲れているだろうなと思ったので、自分が頑張ろうと。でも逆に野手の皆さんに助けられた。

 ▼ソフトバンク・多村(3回の右前適時打で通算1000安打)なかなか到達できる数字ではないし、うれしい。これだけケガをしても17年間やれた。横浜とソフトバンクのスタッフに感謝したい。

 ≪多村(ソフトバンク)通算1000安打≫2日の西武23回戦(西武ドーム)の3回に石井一から右前打を放って達成。プロ野球267人目。初安打は横浜時代の97年4月8日の阪神戦で田村から。

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