菅野　リーグ新の１４完封！でも「まだやり残したことが…」

首都大学野球リーグの帝京大戦で、リーグ新記録の通算14完封を達成した東海大の菅野智之投手

　首都大学野球リーグ、東海大のエースで、２７日のドラフト会議で巨人が１位指名を表明している菅野智之が１日、神奈川県の平塚球場で帝京大を４安打完封し、帝京大の益山性旭（元阪神）らを抜いてリーグ新記録の通算１４完封を達成した。通算３５勝は単独４位。

　最速１５７キロを誇る右腕は「思ったより早く達成できて安心した。特別な１勝だが、まだやり残したことがある。ノーヒットノーランや完全試合を達成してみたい」と充実の表情で語った。

　１２奪三振で２戦連続の完封。「とにかく三振を取ればいいという強い気持ちで投げた」との言葉通り、三回１死三塁のピンチもカットボールで三振を奪うなどして切り抜けた。大きなカーブ、新たに取り入れたシュートも織り交ぜ「ベースを大きく使えた」と自信を深めた。

　横井人輝監督は「ピンチで慌てず、最後はねじふせるあたりは成長の証し」と話した。