制球ミスで続投裏目…ヤクルト連勝ストップ

[ 2011年10月1日 06:00 ]

<横・ヤ>7回2死二塁、打者・黒羽根の場面で、荒木コーチ(右端)がマウンドの日高(左端)の所に行くが、直後に適時打を浴び2点目を失う

セ・リーグ ヤクルト0-5横浜

(9月30日 横浜)
 判断ミスと制球ミス。2つが重なった失点で、最下位の横浜に足をすくわれた。0―1の7回2死二塁。ヤクルトの2番手・日高は黒羽根への初球、甘く入ったチェンジアップを左前に運ばれた。

 「(四球で)歩かせてもいいから、ボール球で誘っていこうと思った」という捕手・相川の要求は低めのボール球。不用意な1球を投じた日高は「失投です…」とうなだれた。しかし経験も浅く、制球面にも課題が残る3年目左腕。首脳陣も相川も「日高は責められない」と口をそろえた。

 直前には荒木チーフ兼投手コーチがマウンドへ。一塁が空いており、次打者は投手の三浦。ヘルメットをかぶる三浦の姿を目にしつつ、同コーチは「代打の可能性も頭に置きながらの作戦」と、打率1割台で右打者の黒羽根との勝負を選択した。ブルペンでは右腕の押本も準備をしていたが、左腕の日高を続投。小川監督は「1点差だったら何とかなる。僕の判断ミスで2点目を取られたのが痛かった。勝負するなら右投手に代えるべきだった」と悔やんだ。

 バーネットが負傷離脱中で、中継ぎでフル回転してきた左腕・久古も体調不良で前日に登録抹消されたばかり。ブルペン陣が手薄となり、リードを許す試合展開では投入できる投手も限られる。ここまで巧みなベンチワークで首位を快走しているが、継投のタイミングを逸して連勝が4でストップした。

 ▼横浜・黒羽根 こんな安パイな8番なんで、勝負してくると思っていました。

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2011年10月1日のニュース