新人王グイッ!沢村「投げ屋」卒業 悪癖修正9勝目

[ 2011年9月28日 06:00 ]

<横・巨>勝利投手の沢村はスタンドの声援にこたえる

セ・リーグ 巨人4-1横浜

(9月27日 横浜)
 「投げ屋」は卒業した。巨人・沢村が7回1失点で今季9勝目。103球に成長の跡を見せた。「上体が突っ込んで体重移動もスムーズではなかった」という序盤は逆球が目立ち、2回まで48球を要した。ここから変わる。

 3回以降は投球テンポを遅くして悪癖を修正。残り5イニングは55球で二塁も踏ませなかった。見事な変身ぶりを、川口投手総合コーチは「テークバックが浅かったが、軸足に体重を乗せることを意識して修正できた」と解説した。

 中大時代はKOされる度、高橋善正監督に「おまえは投手じゃない。何も考えず投げている投げ屋だ」と叱咤(しった)されてきた。今では巨人の先輩でもある恩師の言葉を思い出し「プロに入っても投げ屋だと恥ずかしい」と強調する。投球だけではない。5回無死一、二塁の打席では「向こう(国吉)もストライクが欲しいはず」と投手心理を読んだ。「明らかにスピードが落ちていた。ここで見極めれば無死満塁になる」と犠打の構えで際どいボール球を見逃して四球。追加点を呼び込んだ。

 自身最多の3連勝で2桁勝利に王手。防御率は2・09。原監督は「まだまだ。まだ勝つと思います」と上を求める。その思いは新人右腕にも伝わっている。「(2桁は)ある程度のライン。意識はしていない。次の試合に集中したい」。次回は自身初の中4日で10月2日の広島戦(東京ドーム)に先発する予定だ。史上初の同球団から4年連続の新人王が見えてきた。

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