規定打席未満なら9年ぶり 藤村 記録ずくめ盗塁王へ猛スパート

[ 2011年9月27日 11:45 ]

盗塁王が現実味を帯びてきた巨人の藤村

 巨人・藤村大介内野手(22)の盗塁王が現実味を帯びてきた。今季途中の1軍デビューで、経験も出場も少ない藤村が記録ずくめのタイトル獲得を目指す。

 俊足を買われて1軍に抜てきされた今季。24盗塁は、2位の荒木(中)、長野(巨)の18盗塁を引き離すセ最多と期待以上の活躍を見せている。打撃でも、内野安打をチーム最多の20本(セ3位タイ)と持ち味を発揮。打率・233は物足りないが、今月に限れば・277と着実に成長を遂げている。

 すっかりレギュラーに定着したが、出場したのは5月からで、現在の打席数は339。シーズンの最終規定打席(446)には107打席も足りず、残り19試合でクリアするのは難しいだろう。このまま、規定打席未満で盗塁王になると、02年赤星(神=26盗塁)以来10人目。巨人では、69年柴田(35盗塁)、93年緒方(24盗塁)に次ぐ珍しい盗塁王が誕生する。

 藤村は年少獲得でも上位になる。20歳の鬼頭(ライオン)や、21歳の5選手には及ばないが、22歳はこれに次ぐもの。95年イチロー(オ=現マリナーズ)、05年西岡(ロ=現ツインズ)ら偉大な先輩に並ぶ低年齢タイトルになる。また、藤村は今季1軍初出場で、実働年数は1年目。過去15人(延べ17人)の22歳以下の盗塁王は全て実働2年目以上となっており、この年齢で実働1年目に獲得した例はないのだ。

 盗塁数こそ少ないが、成功率・828は過去の年少盗塁王にも引けを取らない藤村。経験不足を感じさせない盗塁技術で、22歳以下では史上初の1軍デビュー年盗塁王に輝くか注目したい。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2011年9月27日のニュース