内海 球団32年ぶりの左腕15勝!「いい感じの真っ直ぐ投げられた」

[ 2011年9月26日 06:00 ]

<神・巨>7回1失点で自己最多の15勝目を挙げた内海

セ・リーグ 巨人4-2阪神

(9月25日 甲子園)
 迫る猛虎を巨人・内海の左腕が断ち切った。虎党4万6900人の絶叫を、何度もため息に変える7回7安打1失点。巨人の左腕では79年の新浦寿夫以来となる15勝目を手にし「一試合一試合という気持ち。その積み重ねで15勝できたのはうれしいの一言」。すっかり静まり返った敵地・甲子園で、1人満足げに汗を拭った。

 3者凡退は1イニングだけ。毎回のように走者を背負うも、粘りに粘った。6回、三塁・古城の失策で招いた1死一、二塁のピンチではブラゼルを強気の138キロ直球で空振り三振。続くマートンに適時打されたものの、ここまで2安打の次打者・金本には直球を2球続け、フォークで右飛に仕留めた。「シーズン序盤の、いい感じの真っすぐが投げられた」。自責点は0で、防御率1・59はリーグトップの中日・吉見を0・01差で逆転。自己最多の15勝目で勝利数も吉見に並び、再びリーグ投手2冠に返り咲いた。

 ▼巨人・川口投手総合コーチ(内海について)きょうはバランスが良かった。真面目に取り組んでいる。エースとして、人格というか人となりでリーダーシップをしっかり取っている。

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