フィガロ24試合ぶり先発で8勝目!来季契約も確定?

[ 2011年9月26日 06:00 ]

<日・オ>試合後、岡田監督(左)に声をかけられるフィガロ

パ・リーグ オリックス4-0日本ハム

(9月25日 札幌D)
 猛牛軍団の勢いに拍車をかける力投だった。24試合ぶりに先発したオリックスのフィガロが7回3安打無失点で日本ハム戦に初勝利。2試合連続の完封勝利へとけん引し、2位・日本ハムとのゲーム差を3・5まで縮めた。

 「あとのことは考えずに初回から目いっぱいに投げた。(連勝中の)プレッシャーは感じなかった。マウンドでは思い切って腕を振って投げようと思った。きょうは自分の投球ができたと思う」

 圧巻の投球内容だった。最大のピンチは1点リードで迎えた4回。1死から左前打と死球で得点圏に走者を進められた。しかし続く稲葉を150キロの速球で空振り三振。なおも2死二、三塁では、中田を外角低めのスライダーで空振り三振に斬った。この日は150キロ中盤の速球に加えてスライダー、チェンジアップも多投。日ハム打線に的を絞らせず、連打は一度も許さなかった。

 「相手も真っすぐが速いことは知っているしな。うまく変化球を使っていた。(調子が)悪かったら(中継ぎ陣も)みんな行くぞと言っていた。でも辛抱して投げた」

 岡田監督も剛腕を高評価した。前回18日のロッテ戦(QVC)では、3番手で登板し5回1/31失点。先発の権利を獲得し、8勝目をマークした。

 豪快さに加えて器用さも兼ね備える右腕。27歳と若く伸びしろもある逸材に球団関係者は「中継ぎも先発もできる。残留?もちろん戦力」と、来季も契約する方針であることを明かした。

 推定年俸3000万円台の格安助っ人の奮起で、チームは2カード連続で3連戦3連勝。同カード3季ぶり6連勝とした。目下ビジターゲームは12連勝中で貯金も「5」まで伸ばした。残り17試合。CS進出を狙う岡田オリックスには役者が揃っている。

続きを表示

2011年9月26日のニュース