西武8連勝 おかわり「年イチ」豪快V42号!

[ 2011年9月26日 06:00 ]

<ロ・西>2回無死、先制の42号ソロを放った中村は片岡(右)らナインの祝福を受ける

パ・リーグ 西武4-1ロッテ

(9月25日 QVC)
 西武・中村はお構いなしに、豪快に引っ張った。バットの軌道は普段と違う。体が伸び上がるようなフォロースルーも今季初めてだ。2回に先頭で放った先制の42号ソロ。主砲は「あの高さは、年に1回あるかないかの打ち方」と振り返った。見逃せば完全にボールだった147キロの外角高めの直球。打球は左中間最深部のフェンスを越えた。

 チームを2分けを挟む8連勝に導く豪快弾。中村の本塁打ゾーンは外角ベルト付近の高さで、投手寄りのミートポイントから左方向に飛ばす。打ったのは肩に近い高さのボール球。ポイントも若干差し込まれた。なぜ「年イチ」の一発となったのか。理由を「自然に反応できたのは体調がいいから」と明かした。

 昨年は右肘手術もあって25本塁打に終わり、今季の目標を「一年を通した活躍」に設定。特にコンディション維持に気を配った。体調を崩しやすい夏場からは大好きな肉だけでなく、野菜を多めに摂取。試合後は苦手だという湯船に漬かり、疲労を抜いた。結果、この時期も体調の変化が少なくなり、飛ばないとされる統一球も苦にせずアーチを量産している。

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