日本ハム6連敗 斎藤7回途中1失点も流れ変わらず

[ 2011年9月25日 06:00 ]

<日・オ>6回1/3を1失点で降板する斎藤

パ・リーグ 日本ハム0-5オリックス

(9月24日 札幌D)
 満足のいく投球はできた。でも勝てなかった。自身4連敗で6敗目(5勝)。初めて黒星が先行した日本ハム・斎藤は「チームも自分も勝ちが欲しかった。それができなかったのは悔しい」と唇をかんだ。

 チームは今季ワーストタイの6連敗。前日、ダルビッシュでも止められなかった悪い流れを断ち切ることはできなかった。

 それでも6回1/3を1失点の内容には「きょうのベストの投球ができた」と手応えを口にした。課題の初回は3者凡退。6月29日のロッテ戦(札幌ドーム)以来、実に11試合ぶりのことだ。4回、赤田に先制適時打を許し「先に点をやってもったいなかった」と悔やんだが、許した9安打は全て単打。追加点は与えず、打線の援護を待った。

 軸となったのは119球中42球を投じたスライダー。5敗目を喫した前回16日のソフトバンク戦(ヤフードーム)後、吉井投手コーチに直訴して見直した。腕の振りとリリースポイントを徹底的に確認した縦に落ちるスライダーで5回にはT―岡田から空振り三振を奪い「収穫はあった。もっと三振が取れるような球になるとうれしい」。先発が5人必要となるCSファイナルステージ以降を見据えた場合「5番目の男」として首脳陣へのアピールとなったに違いない。

 チームは9月に入り5勝14敗1分けと大失速。気が付けば3位のオリックスが4・5差と迫ってきた。約1カ月間、白星から遠ざかる斎藤にとってもここが踏ん張り時だ。

 ▼日本ハム・梨田監督 7回投げ切ればというところだったけど、チーム状況も考えて代えざるを得なかった。

 ▼日本ハム・鶴岡 彼のいいときの投球スタイルだった。今まで受けた中でスライダーは一番良かった。

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2011年9月25日のニュース