新井満塁2点打 流れ奪い返す一撃で真弓監督200勝

[ 2011年9月25日 06:00 ]

<神・巨>6回1死満塁、新井は中越えに2点二塁打を放つ

セ・リーグ 阪神9-4巨人

(9月24日 甲子園)
 阪神が巨人にググッと詰め寄った。柴田、渡辺を両サイドに従えてのお立ち台。新井は堂々と、力強く話した。

 「チャンスをつくってくれたんで何とかしたかった。結果的にいいヒットになった。ちょっと雰囲気も重たくなっていたしね」。5点を先制しながら1点差に詰め寄られ、迎えた6回1死満塁。主砲のバットが試合の流れを奪い返した。中越え2点二塁打。監督通算200勝目となった真弓監督も「試合を決める一打になった」と称えた。これで3位・巨人とは1ゲーム差だ。

 主砲は打つだけではない。激走も見せた。2回、先頭で打席に入ると、左翼後方へと運ぶ大飛球。通算250号本塁打にはわずかに及ばなかったが、フェンス直撃の一打で一気に三塁に到達した。「三塁打?そりゃそうでしょ。高く上がりすぎたからどうかなと思ったけど、全力で走った」。ここから一気に5点を奪う猛攻につなげた。

 3位を激しく争う伝統の一戦。前日は引き分けに終わったが、14安打9点の猛攻で巨人の背中がはっきり見えた。「あすも勝ちたい。またあす、お会いしましょう!」。新井は絶叫でヒーローインタビューを締めくくった。

 ▼阪神・柴田(2回2死満塁で、プロ初の適時打となる右中間三塁打)勝ちたい思いが強くて、その一心で振り抜いた結果。(初のお立ち台は)緊張して口の中がカラカラ。頭も真っ白。

続きを表示

2011年9月25日のニュース