由規 右肩違和感…レギュラーシーズン絶望も

[ 2011年9月22日 06:00 ]

 右肩の張りで2軍調整中のヤクルト・由規投手(21)が、長期離脱する可能性が出てきた。

 同投手は今月9日に出場選手登録を抹消。当初は22日からの中日4連戦(ナゴヤドーム)で復帰を目指していたが、約1週間前のブルペン入りで右肩に違和感を訴えて投球練習を中断。以降はブルペン入りもできず、現時点で戦列復帰のメドは立っていない。

 「(復帰が)いつになるかも分からない。急激に良くなるかもしれないが(リハビリを)慎重にやらせたいし、無理はさせられない。本人のためにも計算には入れてません」と小川監督。由規自身も9日に抹消された際「(右肩の張りは)今までなかったし、初めてのこと」と不安を口にしていた。首脳陣は2度のブルペン投球を経て、2軍で実戦登板させてから1軍復帰の青写真を描いていたが、現状では全て白紙の状態だ。復帰が10月にずれ込むのは確実で、最悪の場合はレギュラーシーズン中の1軍登板も難しいとみられる。

 10年ぶりの優勝に向けて2位の中日とは4・5ゲーム差。22日からの4連戦を含めて、全て敵地で9試合も直接対決を残している。チームはここまで中日相手に9勝3敗3分けと大きく勝ち越しているが、それも同カードで今季2戦2勝、防御率0・53と相性抜群の由規がいたからこそ。中日キラー不在は大きな痛手。10年ぶりのリーグ優勝に向け、小川ヤクルトが試練に立たされた。

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2011年9月22日のニュース