野村監督45歳祝い 21安打12得点で大勝

[ 2011年9月20日 06:00 ]

<広・神>5回2死三塁、松山は中越え適時三塁打

セ・リーグ 広島12-4阪神

(9月19日 マツダ)
 広島は終始打ちまくった。先発野手全員が「H」ランプをともし、今季最多21安打で最多12得点を挙げる逆転劇。45回目の誕生日を大勝で飾った野村監督は「打線が2死からつながったのがよかった。打ったことを若手は自信にし、続けてほしい」と笑顔で語った。

 中でも目立ったのが、ともに4安打を放った2番木村、3番松山の伏兵陣だ。4点を追う初回無死一塁から木村が右前打でつなげば、松山もすかさず右前タイムリー。反撃ののろしを上げると、7―4の5回2死一、二塁でも木村の右翼線2点二塁打と、松山の中越え適時三塁打で追加点を奪い、トドメを刺した。

 14日に再昇格し、プロ初の4安打を放った松山は「左投手からの3安打がボクの中では大きい」と息を弾ませる。木村は9年目のベテランらしく「今日は集中力を切らさず、みんな欲があった。CS? 何があるかわからない。諦めるつもりはない」とナインの思いを代弁。今日も勝つのみだ。

 ▼広島・今村(4回から登板し3イニングを1安打無失点で3勝目)とにかく流れを持ってこようと、三振よりテンポを考えた。僕の中では(不調を)抜けたと思っている。スピードが出ていたし、リリースの感じも良かった。

 ▼広島・福井(3回8安打4失点で降板)良かったのは(チームが)勝ったということだけ。最近“悔しい”としか言っていない。うまくいかないですね…。

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2011年9月20日のニュース